ブラック・サバスを聴き始めたけど、いいね!
かっこいいギター・リフの曲をもっと知りたいや。
ここで教えてもらえるの?
そんな疑問にお答えします。
1970年2月の13日の金曜日にアルバムデビューしたイギリスのBlack Sabbath。バンドが擁するおどろおどろしい雰囲気、独特な歌詞の内容、ダウンチューニングされた重々しい曲など、70年代を代表する必聴バンドの一つです。
リフ・マスターと称されるギタリスト、トニー・アイオミ。彼を擁するブラック・サバス(Black Sabbath)の曲には、数多くの名ギター・リフがあります。ヘヴィさ(重さ)、怪しさ、キャッチーさなど、総合的な観点から10曲をチョイス。【ヘヴィ度】【怪しさ度】【キャッチー度】は★の数で表しています。★はマックス5個。※個人的意見です。
本記事で選んだ10曲はAmazon Music Unlimitedで聴けます。
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①Black Sabbath
1970年のデビューアルバム「Black Sabbath(邦題:黒い安息日)」の一曲目です。夜の帳(とばり)が下り、雨音や雷鳴とともに鐘の音が響く中、ヘヴィなリフで幕開け。(簡単に言うと)たった3音のリフですけれども、人の耳に心地よくない音階が含まれていて、一度聴いたら忘れられないフレーズになっています。ボーカルのオジー・オズボーンの声質と相まって、怪しさ満点。ギター・ソロからクライマックスへの流れも秀逸で、バンド名を冠することだけある代表曲と言えるでしょう。
【ヘヴィ度】★★★★★
【怪しさ度】★★★★★
【キャッチー度】★★★★★
②War Pigs
デビューアルバムと同じ年(1970年)に発表の2ndアルバム「Paranoid(邦題:パラノイド)」の一曲目に収録されています。冒頭、スローで気だるいリフで進行。本編ではドラムのビル・ワードのリズムが主体となり、弦楽器がクロマチックなフレーズをユニゾンでキメる中、オジーが浪々と歌い上げていきます。メロディーや起伏に富んだ曲の構成、多様なリフなど、聞きどころは多いです。7分を超える大曲ですが、飽きがこないのは、さすがと言ったところ。ベースのギーザー・バトラーなど、メンバー全員の音が主張し、目立っているのもポイントです。
【ヘヴィ度】★★★★
【怪しさ度】★★★★
【キャッチー度】★★★★
③Paranoid
同2ndアルバム収録。シンプルなギター・リフで始まる同曲は、ブラック・サバスを知らない人でも一度は聞いたことがあるくらいメジャーな曲です。当時はシングルカットされました。ボーカルのメロディーは覚えやすく、口ずさめるようになるまで時間はかからないでしょう。ギター・ソロは非常にキャッチー、かつコンパクトに弾かれています。ライブで必ず演奏される曲の一つです。ギターを始めたばかりの方には難易度的に入りやすいでしょう。
【ヘヴィ度】★★★
【怪しさ度】★★★
【キャッチー度】★★★★★
④Iron Man
こちらも2ndアルバムに録音。バスドラムが淡々とカウントし、下へ下へと潜るようなギターのフレーズ、そしてオジーの崩壊声で聞き手が緊張する中、ヘヴィ&怪しさいっぱいのギター・リフが叩きつけられます。この曲も前述の「Paranoid」同様、聞いたことがある方は多いはず(シングルカットされました)。基本的にドラム以外の3人はギター・リフと同じラインをなぞっています。全体のテンポはゆったりめ。曲の最後では、激しい伴奏をバックにギターが流麗なソロをプレイします。好き嫌いがあると思いますが、不穏で不気味さのあるギター・リフは簡単には頭から離れないでしょう。ライブでもマストの曲の一つです。
【ヘヴィ度】★★★★★
【怪しさ度】★★★★★
【キャッチー度】★★★★
⑤Electric Funeral
またまた2ndアルバムに収録。ワウのかかったギター・リフは、万物のエネルギーを解き放ち、曲の存在自体も散り散りにしているかのような印象を聞き手に与えます。では捉えどころが無いのか?、というと、そうではありません。スローで気だるい展開(ある意味キャッチー)や中盤のスリリングさなどは、大きな聞きどころです。全体的に怪しさが支配している同曲。目を閉じると、無人の、電飾がきらめく葬式が開かれていることでしょう。
【ヘヴィ度】★★★★
【怪しさ度】★★★★★
【キャッチー度】★★★★
⑥Children of The Grave
1971年リリースの3rdアルバム「Master of Reality(邦題:マスター・オブ・リアリティ)」に収録されています。いきなり結論ですが、削岩機のような3連のギター・リフ、これだけでも聴く価値ありです。アルバム全体のチューニングが1音半下げられているため、非常にヘヴィ。全体的にマイナー調の曲ですが、オジーのボーカル・メロディーは意外とキャッチーです。ギターとベース、ドラムは一体感があり、キメも多く、ギター・ソロを交えてクライマックスまで突き進んでいきます。ライブでも間違いなく演奏される曲の一つです。
【ヘヴィ度】★★★★
【怪しさ度】★★★
【キャッチー度】★★★★★
⑦Lord of This World
こちらも3rdアルバムに録音。冒頭、トニーのギターフレーズに、ギーザーのベースとビルのドラムがジョイントして曲が始まります。この記事で取り上げたブラック・サバスのギター・リフの中では、チューニングが下げられたヘヴィさに加えてグルーブ感があるのが特徴です。オジーのボーカルも彼らしさ満載で良いですね。トータル的に浮遊感があり、弾むようなリズムで、ノリの良い曲調になっています。
【ヘヴィ度】★★★★★
【怪しさ度】★★★
【キャッチー度】★★★★
⑧Snowblind
1972年発売の4thアルバム「Black Sabbath Vol.4(邦題:ブラック・サバス4)」に収録(同アルバムもチューニングは1音下げ)。ギター・リフは、パワーコードに加えて、アルペジオ(分散和音)を含んでいることが特徴です。そのため、曲全体にきらびやかさがあります。メインのギター・リフを堅実に刻む上で、オジーがメロディーを力強く、ときに切なく歌い上げる同曲。中ごろではリズムのストップ・アンド・ゴーもあり、盛り上がるパートもあります。
【ヘヴィ度】★★★
【怪しさ度】★★★
【キャッチー度】★★★
⑨Sabbath Bloody Sabbath
1973年リリースの5thアルバム「Sabbath Bloody Sabbath(邦題:血まみれの安息日)」の一曲目に録音されています。曲はヘヴィなギター・リフから始まり、他の楽器が合流してスタート。ヘヴィなパートと、ギターのストロークが繰り返され、オジーのメロディックなハイトーンが響き渡ります。ギター・ソロから続く終盤の部分では、サバス史上もっともヘヴィなギター・リフを展開。重く、ひたすらドスが利いています。地べたを這いずり回っているかのよう。同曲のハイライトと言えるでしょう。
【ヘヴィ度】★★★★★
【怪しさ度】★★★★
【キャッチー度】★★★★
⑩Symptom of The Universe
1975年発売の6thアルバム「Sabotage(邦題:サボタージュ)」の一曲目に収録されています。ギター・リフの音使いは同記事の最初に取り上げた「Black Sabbath」とほぼ同じですが、よりストレートで攻撃的なのが特徴。オジーのボーカルは、全編に渡って非常にテンションが高いです。途中、ギターがスケール的なフレーズを弾く背景で、ベースとドラムがタイトなプレイを聞かせてくれます。ギター・ソロのあと、開放的な曲調に変わってエンディングです。
【ヘヴィ度】★★★★
【怪しさ度】★★★
【キャッチー度】★★★
【あとがき】
ブラック・サバスは自分でも弾いたりするので、個人的に非常に身近な存在です。カッコいいギター・リフは無数にあるため、選択にひと苦労しました。でも何とか厳選!どのギター・リフもクセがあるので、好き嫌いがあるとは思いますが、とりあえず私を信じて聴いてみてください(笑)。そうそう、書いているうちにブラック・サバスにはオジー・オズボーン在籍時以外の曲もあることを思い出しました(汗)。機会があったら、ロニー・ジェイムズ・ディオ時代などの曲もピックアップしてみたいと考えています。
以上【名曲】ブラック・サバスの名ギター・リフ10選でした。
ぜひ聴いてみてください!
読んでいただき、ありがとうございます!
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