フレットレスベースの名曲・名演

フレットレスベースのアイキャッチ 音楽
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<strong>音楽好きの人</strong>
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フレットレスベースの音色が大好き!

いろいろ名曲を知りたいな…。

特に音色などがわかりやすいのってある?

そんな疑問にお答えします。

フレット(音程を区切る金属パーツ)のあるベースとは異なり、幻想的で温かみのある音成分が多いのがフレットレスベースです。その独特なサウンドは、曲を雰囲気あるものにしたり、ときにはメロディをつかさどるなど、魅力いっぱいの楽器となっています。

フレットレスベースの名曲は数え切れないほどありますが、音がハッキリと聞こえて、聴いていてわかりやすい演奏を5曲選んでみました。どの曲もフレットレスベースの魅力(音色など)をふんだんに含んでいますよ。【ポワーン度】【キャッチー度】【フレットレス度】は★の数で表しています。★はマックス5個です。※評価は個人的な意見です。

①The Firm『Someone to Love』

The Firm(ザ・ファーム)はジミー・ペイジ(ギター、元Led Zeppelin)、ポール・ロジャース(ボーカル、元Free、Bad Company)、トニー・フランクリン(ベース、元Roy Harper)、クリス・スレイド(ドラム、元Uriha Heep)といったメジャーな面々で1984年に結成されたロックバンド。『Someone to Love』はバンド名と同名の1stアルバムに収録されています。トニーのプレイするフレットレスベースは、弾むようなトーンでボトムをリズミカルに支えながら、曲の隙間ではスライドなどを駆使し、高域を小気味よくアップアンドダウン。フレットレスベースの特性を十分に活かした、非常に耳に残るプレイをしています。

【ポワーン度】★★★★
【キャッチー度】★★★
【フレットレス度】★★★★★

②Lou Reed『Women』

Lou Reed(ルー・リード)はアメリカ・ニューヨーク州出身のシンガー・ソングライター。『Woman』は彼の1982年発表のアルバム『Blue Mask』に収録されています。ベーシストのフェルナンド・サウンダースはフレットレスベースをプレイ。基本的には、図太い音色で低い位置からどっしりと曲を支えていますが、サビでは一転、ルーの歌声に絡みつくような、寄り添うようなメロディックなラインを演奏しています。エモーショナルで人間味があり、とても印象的です。

【ポワーン度】★★★
【キャッチー度】★★★
【フレットレス度】★★★

③Doom『I can’t go back to myself』

Doom(ドゥーム)は1985年に結成された日本のロックバンド。『I can’t go back to myself』は1989年リリースのアルバム『Incompetent…』の1曲目に収録されています。ベーシストの諸田コウはフレットレスベースを使用しているのですが、正直、プレイに込められたエネルギーがすごい!随所にフレットレスらしさが発揮され、圧倒されるのはもちろんながら、真骨頂はギターソロのバッキング(伴奏)です。忙しく指板を駆けめぐり、それでいて耳をとらえるそのベースラインはベースソロと言っても差し支えないぐらいです。「こんなふうにフレットレスベースを弾けたら良いな…」というような、憧れる名演と言えます。

【ポワーン度】★★★
【キャッチー度】★★★★★
【フレットレス度】★★★★

④Japan『Alien』

Japan(ジャパン)はイギリス出身のニュー・ウェイブ・バンドです。1974年結成で、ベーシストはミック・カーン。『Alien』は1979年リリースの『Quiet Life』に収録されています。視聴開始すると、しょっぱなから宇宙空間に放り込まれ、辺り一面、真っ暗。何も視界に入らない中、ミックの怪しい旋律が響き渡ります。みょ~ん音が多く、フレットレスベースらしさは十分。ある意味、キャッチーさがあります。ドラムともリズミックにシンクロ。ノリやすいラインです。奇妙なフレットレスの調べは、一度聴いたら忘れられません。非常に独特です。

【ポワーン度】★★★★
【キャッチー度】★★★★
【フレットレス度】★★★★★

⑤Weather Report『A Remark You Made』

Weather Report(ウェザー・リポート)は1970年結成のアメリカのジャズ・フュージョンバンド。彼らの黄金期に在籍していたのが、フレットレスベースで最も有名と言えるジャコ・パストリアスです。『A Remark You Made』は1977年発表のアルバム『Heavy Weather』に収録。曲調はスローなバラードで、ジャコの切なく、儚(はかな)げなプレイが聴くものの心を鷲づかみします。フレットレスらしさが全編で聞かれる同曲ですが、よりエモーショナルなライブアルバム『8:30』のバージョンもお勧めです。もし「フレットレスベースって、どんなの?」と聞かれた際は、この曲を挙げると良いでしょう。それぐらいフレットレスの特徴を濃縮した曲と言えます。

【ポワーン度】★★★★
【キャッチー度】★★★★
【フレットレス度】★★★★★

【あとがき】
選曲に当たり、フレットレスベースの名曲・名演を繰り返し聴いて改めて思いました。フレットレスベースって本当に良いですね!心にすっと入ってくるような音色、メロディーなど、何か気持ちを高ぶらせるものがあるんですよね。今回はわかりやすい曲ということで5曲を取り上げましたが、参考にしていただけると幸いです。フレットレスベースをもっと好きになっていただけるとありがたいと思っています。

以上フレットレスベースの名曲・名演でした。

ぜひ聴いてみてください!

読んでいただき、ありがとうございます!

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