ピックで弾くベースの音が好き!
だから、もっといろいろ聴きたいな…。
特徴がわかりやすい曲、ここで教えてくれる?
そんな疑問にお答えします。
エレキベースはエレキギターのテクニックを流用しやすいことから、指だけでなく、ピックで弾かれることも多いです。また、ピック弾きにしか出せない音色やノリなどもあります。
今回はピック弾きの特徴がわかりやすい名曲を6つ選んでみました。ジャンル的には、ロック、プログレッシブ・ロック、シンセ・ポップ・デュオ、スラッシュ・メタルなどです。ちなみに各々の曲が収録されているアルバムは名盤であり、他の収録曲も名演揃いとなっています。
評価の【アタック度】【キャッチー度】【ストレート度】は★の数で表示。★は最大で5個になります。※評価は個人的な意見です。
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①U2『Sunday Bloody Sunday』
U2は1980年デビューのアイルランドのロックバンド。『Sunday Bloody Sunday』は、1983年リリースのアルバム『WAR』の一曲目に収録されています。ベーシストのアダム・クレイトンが弾くトーンはピック弾きならではのアタック感があり、曲の屋台骨といえる目立つベースラインを構築。一聴して、すぐに口ずさめるような非常にメロディックなものです。ギターのジ・エッジ、ドラムのラリー・マレン・ジュニアと一体となり、ボーカルのボノのキャッチーなメロディを盛り上げています。同アルバム収録の『New Year’s Day』も、特徴のあるピック弾きなのでオススメです。
【アタック度】★★★★
【キャッチー度】★★★★
【ストレート度】★★★★
②The Cure『Doubt』
The Cure(ザ・キュアー)は1978年デビューのイングランド出身のロックバンドです。『Doubt』は1982年リリースのアルバム『Faith』に収録。ベーシストであるサイモン・ギャラップのピック弾きは、非常に硬質なアタックが特徴です。ベースラインには独特の浮遊感があり、とてもメロディック。曲の主旋律と言えるくらい目立っています。同アルバムの曲は全体的に気だるい雰囲気が漂っていますが、それを印象づけるのも彼のトーンです。
【アタック度】★★★★
【キャッチー度】★★★
【ストレート度】★★★★★
③Emerson Lake & Palmer(ELP)『Pictures At An Exhibition』
ELP(エマーソン・レイク・アンド・パーマー)は1970年結成のイギリスのプログレッシブ・ロックバンド。『Pictures At An Exhibition』は1971年発表のライブ・アルバムになります。アルバムの流れが組曲風になっているため、1枚まるごとピックアップしました。ベーシスト(兼ボーカル)はグレッグ・レイク。彼のピック弾きをひとことで言うと、非常にビキビキとした高音の効いたトーンです。少し耳に痛いくらい(笑)。ベースのピック弾きは基本的にアタック感がありますが、その中でも上を行っています。忙しく動き回るベースラインがキーボードのキース・エマーソンと一緒に楽曲を彩り、ドラムのカールパーマーとともに強固なリズムで支えています。
【アタック度】★★★★★
【キャッチー度】★★★
【ストレート度】★★★★★
④Orchestral Manoeuvres In The Dark(OMD)『Electricity』
OMD(オーケストラル・マヌーヴァース・イン・ザ・ダーク)はイギリスのシンセ・ポップ・デュオ。結成は1975年です。『Electricity』は1980年発表のバンド名と同名のデビューアルバムに収録されています。シンセをフィーチャーしたバンドはベースもシンセで鳴らすことが多いですが、OMDのベーシスト(兼ボーカル)のアンディ・マクラスキーはエレキ・ベースを使用。しかもピック弾きです。同曲のベースラインはシンプルで、アタック感はこの記事のほかの曲と比べて控えめですが、ドライブ感は非常にずば抜けています。聴いていて、思わず身体が動いてしまうほどノリノリです。
【アタック度】★★★
【キャッチー度】★★★
【ストレート度】★★★★★
⑤Megadeth『Killing Is My Business… And The Bussiness Is Good!』
Megadeth(メガデス)は1983年結成のアメリカのスラッシュ・メタルバンド。『Killing Is My Business… And The Bussiness Is Good!』は1985年リリースの同名のデビューアルバムに収録されています。ベーシストはデイヴィッド・エレフソン。彼のピック弾きは、アタック感がありつつ、ミドルレンジが強調された目立つトーンです。テンポ・チェンジが激しい曲調の中、ギタリスト(兼ボーカル)のデイヴ・ムステインのギター・リフとユニゾンしながら、はっきりと存在を訴えてきます。ギター中心の音楽の中、耳を傾けてしまうぐらい主張するベースラインです。
【アタック度】★★★★
【キャッチー度】★★★
【ストレート度】★★★★★
⑥BUCK-TICK『JUST ONE MORE KISS』
BUCK-TICK(バクチク)は1985年結成の日本のロックバンド。『JUST ONE MORE KISS』は1989年発表のアルバム『TABOO』に収録されています。ヒット曲なので、聴いたことがある方は多いのではないでしょうか。ベーシストは樋口豊氏。ピック弾きのサウンドは、シンプルですがビキビキしたとアタック感があり、高音が伸びやかなものです。楽器の音数が少ないパートでは、それが顕著になり、音数が多い部分では太く、楽曲を支えるトーンになっています。
【アタック度】★★★★
【キャッチー度】★★★
【ストレート度】★★★★
【あとがき】
今回、よりはっきり、くっきりとピックで弾いているとわかるものを選曲したので、なかなかチョイスが大変でした。良い曲があっても、調べてみると指弾きだったり、ピック弾きのトーンがイマイチだったりなど…。そんな中でピックアップした6曲、ぜひ聞いていただけると嬉しいです。ピック弾きの魅力満載ですよ!改めて思ったのは、ピック弾きのベースラインって独特のノリがあって、聴いていて楽しいことですね。よし、明日もベースを聴くぞ~!
以上【ベース】ピック弾きの名曲・名盤・名演でした。
ぜひ聴いてみてください!
読んでいただき、ありがとうございます!
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